2015 年 4 月 29 日

研究開発室 乗房

 

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先日、大阪にある造幣局の「桜の通り抜け」に行ってまいりました。

大阪市営地下鉄、谷町線の天満駅を降りると既に人が溢れていて・・・。
でも、造幣局の中では係員さんの的確な誘導もあって、比較的スムーズに回ることができました。

 

 

当日は天気にも恵まれ、暖かく、花見日和。
今年は暖かい日が多かったため、もう散ってしまったのではないかと心配していましたが、良い意味で予想を裏切られて、ほとんどの桜が満開!
八重桜である手毬、紅手毬、関山、一葉などは特にきれいに咲いていました。

 

 

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大阪造幣局では、全132品種、350本もの桜を楽しむことができます。
桜に親しみを持ってもらえるようにと、毎年1種類ピックアップされる今年の桜は「一葉」。
今年新たに加わった新種の桜は「園里黄桜」でした。

 

 

また、今年は海外から来られた方が多かったように感じました。
これは最近、海外向けの貨幣(記念硬貨)を製造しているので、造幣局のことが海外にも知られてきているからかもしれません。

 

 

ここで少し、「桜の通り抜け」にまつわるお話しをします。

 

 

大阪造幣局の桜は、明治の初めに藤堂藩の敷地から移植されたものです。
珍しい品種を市民の人にも楽しんでもらおうと、明治16年、当時の造幣局長が一般公開したのが「桜の通り抜け」の始まり。

 

 

昭和42年、桜は広島支局にも移植されました。
平成3年には、広島でも市民に開放されて、今では「花のまわり道」として人々に親しまれています。

 

 

余談ですが、「花のまわり道」の貨幣セットは、オンラインショップで販売がないので結構レアだと思います。

 

 

今回の花見では、局員の方々の「おもてなしの気持ち」にも心を打たれました。
桜の通り抜けを楽しみにしている人のために、中はとてもきれいに手入れされていて、混雑を緩和するための的確な誘導、救護場所の設置、途中退場できる出口など、さまざまな配慮を感じました。

 

 

改めて、人と接する際には「相手のことを考える」ことが大切だと感じました。

 

 

日本には桜があちこちにあり、わざわざ大阪に行くほどのことはないと思われるかも知れませんが、とても珍しい桜がいっぱいあるので、ぜひ一度、大阪造幣局にも足を運んでみて欲しいです。

 

 

私は、お客様と直に接する機会はありませんが、常に「おもてなしの気持ち」をもって商品をお客様の元へお届けしたいと思います。

 

以上