“男”の子の日

2015 年 5 月 13 日

研究開発室 松尾

 

「GWをエンジョイしました!」
こんにちは、松尾です。

 

GW中、いろいろな場所に出かけました。
中でも一番熱かった「こどもの日(男の子の日)」に参加したBBQについて述べたいと思います。

 

場所は淀川河川敷、参加人数は200人という、なかなか大規模なBBQ。
いろいろな方と交流ができ、男女問わず友人が増えて楽しめました。

 

しかし、その一方で美女をめぐる熱い戦いもあり、疲れが残りました。

 

  • まるで、BBQという名の恋のコロセウム。
  • 美女を前に必死にアピールする100人の剣闘士。
  • 許されるアイテムは皿とコップと串。
  • 戦い方はイケメン度、ファッションセンス、男らしさ、話術の4パターン。
  • 果たして勝ち残ることはできるのだろうか。

 

話しかけたい女性に近づこうとすると先を越され、話の輪の中に入ろうとすると、追い出そうと目や背中で語られ・・・

 

実は、この戦いに似た「ジンセノサイドの研究」があります。
愛媛大学の研究所で行われた、「雄マウスの敵対行動の検証」というユニークな実験です。

 

この実験は、あるケージに住みつかせた雄マウス(以後、Aと表記)のところへ、別のケージで飼育していた雄マウス(以下、Bと表記)を入れて行います。

 

何も投与していない状態のAは、Bの体を嗅ぎまわり、やがて敵視して激しく威嚇し、Bの背部や尾を噛んだりして攻撃をします。

 

ここで、Rb1が多い粗サポニン、単離精製したRb1、Rg1の3つの検討材料を、Aに腹腔内投与して、どのような変化が見られるのかを検証。

 

すると、「Rb1が多い粗サポニン」や「単離精製したRb1」を投与したAは、噛みつく回数や威嚇姿勢が減少し、攻撃性が抑制されました。
逆に「単離精製したRg1」を投与した場合は、攻撃性を増したそうです。

 

この試験で「Rb1」は、運動障害を起こさない程度に特異的な攻撃性を抑制する作用を有することが証明されました。

 

つまり、気分を落ち着かせるといわれる「ジオール系ジンセノサイド Rb1」と、活動的に気分を高めるといわれる「トリオール系ジンセノサイドRg1」の、対照的な作用が証明された実験といえます。

 

この論文を読んだとき、出会いの場で攻撃型男性陣にRb1を服用させれば、平穏型の私は疲れることなく、理想どおりに楽しめるだろうなあと思いました。

 

また、BBQ夏の陣も参加したいと思います。