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臨床試験情報

高麗人参組成物を用いた臨床試験情報

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高麗人参組成物を用いた臨床試験情報

高麗紅参組成物の飲用中止による影響

7ヵ月間、連続して高麗紅参組成物を1日3粒飲用してきた被験者26名が飲用を2ヵ月間中止した場合、体内数値や自覚症状がどのように変化するのかを見るため、本試験を実施した。

1.試験方法

7ヵ月間、連続して高麗紅参組成物(高麗紅参粉末70%+高麗紅参エキス粉末30%)を錠剤にしたもの(1粒300mg)を1日3粒飲用してきた被験者26名(男性14名・女性12名)は、2009年1月1日から2009年2月28日の2ヵ月間、高麗紅参組成物の飲用を一切禁止した。飲用中止前と2ヵ月間終了後、26名全員が自覚症状表へ記入し、女性1名を除く25名が病院にて一般身体検査および採血、採尿による体内数値を測定した。また、オムロンカラダスキャンにてBMI等を測定した。

2.試験結果と考察

<1>体内数値の変化

氷水浸漬により、有意な血圧上昇がみられ、かなりストレス(刺激)を受けていることが分かった。高麗紅参組成物摂取により、試験開始前の血圧が有意に低下しており、また、ストレス終了後の血圧も高麗紅参組成物摂取で有意に低下したが(特に男性で)、ストレス負荷中の血圧については摂取前後で有意差はなかった。

1.肥満者の場合

BMIが24以上の肥満者7名は飲用期間中、体重は減少し、飲用を中止すると体重が増加した。また、腹囲も飲用中止により明らかに増加した。またBMIや体年齢も飲用中は低下傾向を示したが、飲用を中止するとBMI、体年齢は増加した。体年齢は体重、体脂肪率、骨格筋率などを総合して算出するので、体年齢が低下することは体が健康に向かっていると理解することができる。以上のことから、肥満者は飲用を続けることによりスリムに向かうが、飲用を中止すると元の肥満の体に戻る傾向があると判断できる。尚、参考として健常者および全体のデータをみると、飲用中止により有意に腹囲の増加と体年齢の増加が観察されたことは注目に値する。

2.脂質異常症者の場合

高中性脂肪者は飲用期間中有意に血中中性脂肪の減少がみられたが、飲用を中止しても血中中性脂肪の緩慢な減少は続き、数値の上昇はみられなかった。血中中性脂肪に関しては、飲用中止後も、短期間の間は血中中性脂肪を多く作らない体になっているのかもしれない。また高LDL-C者も飲用期間中LDL-Cの低下がみられ、飲用中止後も血中中性脂肪と同様で緩慢な低下がみられた。これは中性脂肪が減少するとある程度比例してLDL-Cも減少することから理解できる。

一方、LDL-C/HDL-Cの比が高いほど心筋梗塞が進行しやすいといわれているが、その比が2以上の要注意者12名(LDL-CまたはHDL-Cそれぞれ単独では正常域にある3名も含む)について検討したところ、飲用期間中は明らかに比が低下する傾向を示し、飲用を中止すると増加していく傾向にあった。これは飲用期間中LDL-Cは減少するが、HDL-Cは増加しており、飲用を中止するとLDL-Cは減少しているがそれ以上にHDL-Cが減少していることによる。LDL-CやHDL-C単独での観察では、高麗紅参組成物の効果がいまひとつはっきり把握できなかったが、重要なLDL-C/HDL-C比でみるとその効果が良く分かった。尚、健常者については飲用期間中および中止期間中も正常域から外れることはなかった。

3.肝・胆道有症者の場合

高GPT者は飲用中、有意にGPTが低下し、飲用中止後上昇することが分かった。また、高GOT者、高γ-GTP者も飲用期間中は明らかに低下傾向を示し、飲用を中止すると上昇傾向を示した。高麗紅参組成物は肝・胆道の慢性的疾患は別として、肝・胆道数値に対しては案外即効的な効果を示すが、飲用を中止すると効果の消失も速いものと思われる。尚、健常者は飲用期間中および中止期間も正常域から外れることはなかった。

4.高尿酸血症者の場合

高尿酸血症者は飲用期間中、尿酸の減少を示し、飲用中止後も数値の減少があった。

5.体内数値の変化 まとめ

以上、飲用中止による体内数値の変化を検討したが、体内の各項目により、飲用を中止してもある程度効果が保たれ、数値が保持または減少する場合と、効果が消失し、数値が悪化する場合があることが分かった。なぜそのようになるのかは今後の検討課題である。ただし、肥満に関しては、飲用中止により明らかに数値が悪化する(肥満に向かう)ことが分かった。

<2>飲用中止前後における自覚症状の変化と考察

被験者26名は飲用中止後、各症状において自覚症状が改善した者はおらず、何らかの症状で効果が減少していた。症状別で効果減少人数をみると、手足の冷えは中止2ヵ月目で約70%の被験者が効果の減少したと自覚し、次いで肩こりでは65%もいた。また、肩こりは中止1ヵ月目でも65%を示しており、一番早く効果の減少を実感する症状と思われる。また、男性より女性の方が効果の減少を訴える人が多いのも特徴である。一方、被験者26名に飲用中止後の飲用に対する思いを記述させたところ、飲用したい者が1ヵ月後で77%、2ヵ月後で80%に達した。このことは、効果が減少した症状を早く改善したいという思いと同時に、高麗紅参組成物を飲んでいると、精神的な安心感が得られるということも影響しているのではないかと考えられる。

以上、自覚症状の変化から考察すると、一番大きな体内変化は飲用中は改善されていた血流が、飲用を中止すると効果は減少に向かうことと推定できる。

室長 
長谷川 昌康

金氏高麗人参(株) 品質保証・研究開発室

京都大学 農学部農芸化学科 卒業

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