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高麗人参組成物を用いた臨床試験情報

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高麗紅参組成物を用いた不定愁訴に対する臨床試験

(1日3粒3ヵ月間摂取)

古来、高麗人参の紅参が経験的に滋養強壮、疲労回復、精神安定、鎮痛などのいわゆる不定愁訴に対して用いられてきたことは、紅参の有する広範な薬理作用を推測させるものである。今回、我々は高麗紅参組成物を用いて不定愁訴に対してどのような効果を示すのかを試験したので報告する。

1.試験方法

1.供試品 高麗紅参組成物
(高麗紅参粉末70%+高麗紅参エキス粉末30%)を錠剤にしたもの(1粒300mg)
2.被験者 何らかの不定愁訴を有する有症者46名(男性19名、女性27名、平均年齢52.5歳)で実施。
3.摂取量 1日3粒、3ヵ月間摂取。
4.自覚症状表への記入 下に示す自覚症状表に、試験開始時、摂取1ヵ月後、2ヵ月後、3ヵ月後に各症状に示す7段階の状態の内、その時点で相当する状態を数字で記入する。
5.評価方法 試験開始時に比べ、症状の状態が3段階以上改善した場合を「著効」、2段階改善した場合を「有効」、1段階改善を「やや有効」とし、試験開始時と変化ない場合および悪化した場合は「無効」と判定した。有効率は「やや有効」以上の人数と試験開始時の有症者数から求めた。尚、試験開始時の症状状態の数字が6または7の場合は評価から除外した。
6.自覚症状表 自覚症状表(PDF:129KB)

2.試験結果

<1>1~3ヵ月後の結果

自覚症状表(PDF:129KB)の「立ちくらみ」と「いきぎれ」は有症者が少なくデータから除外し、16症状についての結果を表1、2、3と図1に示す。

<2>試験結果の要約

1日3粒摂取で全体的に月を経るごとに、不定愁訴に対する有効率は上昇した。3ヵ月摂取で「手足の冷え」、「頭痛・頭重」は有効率70%を超え、また16症状中14症状が有効率50%を超える成績が得られた。有症者数では、「疲労感」、「食欲不振」、「肩こり」の順で多く、特に「疲労感」は93%の方が日常何らかの形で感じていることが分かる。有効率が最も高かった「手足の冷え」では約60%の方が悩んでいることも判明。

3.本試験のまとめ

高麗人参の紅参が持つ種々の薬理作用のうち、即効性のある血流改善作用が不定愁訴の多くの症状に関与していることが、以前から知られています。今回の高麗紅参組成物1日3粒摂取で「手足の冷え」をはじめ多くの症状を有効に改善することがわかりました。しかし有効率の低い症状もありますが、1日の摂取量を増やすことにより、有効率を上げることも可能かと考えます。また1日の摂取量を増やすことにより、各症状についてより早く効果を発現させることもあると思われます。

ただ「高麗紅参組成物を用いた生活習慣病有病者に対する臨床試験」でも述べましたように、体内数値が改善されていても、自覚症状で実感できないこともたくさんあります。従いまして1~2ヵ月で効果が実感できなかったからといって、飲むのを止めるのは実に勿体なく、是非、健康診断などで血液中の各数値を見ていただき、飲むのを止めるかどうかの判断をしていただきたいと思っております。

室長 
長谷川 昌康

金氏高麗人参(株) 品質保証・研究開発室

京都大学 農学部農芸化学科 卒業

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