Ginseng ジンセン 2015年春号

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今すぐ役立つ健康講座③え?!「春のだるさ・倦怠感」って肝臓のせいなの?

何歳になっても、 若々しくいたいという願いは、 男女共通のもの。 そのカギとなるのが、 肌と髪です。 肌の老化や抜け毛・薄毛の原因を知り、 老化対策をしましょう!


年齢とともに増える
肌のトラブル。

肌の各部分で起こるトラブル

皮膚は大きく3つの層に分けられ、外側から表皮・真皮・皮下組織といいます。中でも、肌トラブルに関わるのが表皮と真皮です。
表皮は、角質層や基底層などから成ります。加齢やストレスなどで角質層の保水機能が低下すると、肌が乾燥します。また、表皮は、通常、 28日周期で新陳代謝を繰り返しています。このサイクルが乱れると、基底層で生成されたメラニンが体外に排泄されず、シミが生じます。
一方、真皮は、主にコラーゲンなどの弾力成分で形成されています。この弾力成分をつくる細胞は、加齢とともに機能が低下。すると、弾力成分の生成量が減り、シワやたるみに繋がります。

 
加齢に伴う薄毛の原因は ヘアサイクルの乱れ。

薄毛は、大きく分けて、ストレスや病気などが原因の一時的なものと、加齢とともに進行するものがあります。加齢による薄毛の多くは、ヘアサイクルの乱れが原因と考えられます。
ヘアサイクルとは、 毛髪が生えてから抜け落ちるまでの周期のこと。通常、毛髪は太く成長してから抜け落ちます。しかし、男性ホルモンの一種であるテストステロンが毛髪に入ると、酵素と結合してジヒドロテストステロンに変化。これが毛髪の成長を途中で止めてしまうのです。
一般的に、ジヒドロテストステロンの量は、加齢に伴って増加します。そのため、薄毛は、年齢とともに進行することが多いのです。

ヘアサイクルの比較図

拡大

 
女性も油断できない
抜け毛や薄毛の悩み。

薄毛の原因となる男性ホルモンは、男性特有のものではなく、女性の体内にも存在します。そのため、女性も、男性と同じメカニズムで抜け毛や薄毛になる場合があります。特に、更年期以降は女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが増加します。すると、薄毛のリスクが高まります。

 
若々しい印象は、
生活習慣で決まる!

肌や髪の健康状態は、日頃の生活習慣で決まります。食生活については、ファーストフードやインスタント食品を避け、鶏肉やチーズ、海藻類を積極的に食べると良いでしょう。また、睡眠不足や運動不足も老化の原因になります。毎日6時間以上の睡眠をとり、適度な運動を心がけてください。
食事・睡眠をバランスよくとり、適度に身体を動かして、 元気と若々しさをキープしましょう!

 
 
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