Ginseng ジンセン 2016年春号

tilemenuバックナンバー一覧へ
 
home 研究開発室トップへ

今すぐ役立つ健康講座②身体機能の衰えが起こす、「トイレの悩み」を防ぐ!

尿が出にくい、漏れる、回数が多い… このようなトイレの悩みをまとめて「排尿障害」といいます。排尿障害は年齢を重ねるごとに増え、放置すれば生活の質を落としかねません。そのため、早めの対策が重要となります。


尿のトラブルは、
こうして起こる!

そもそも、尿の役割は、老廃物を体外に排泄することです。体内で生じた老廃物は、まず血液とともに腎臓へ運ばれます。その後、ろ過されて尿となり、膀胱に蓄積。一定の量を超えると、その情報が脳に伝わり、脳が排泄の指令を出します。すると尿道が開き、尿が体外へ排泄されます。
排尿障害は、加齢や病気によって、排尿に関わる器官のいずれかが悪くなることで起こります。

 
激しい気温変化がバランスを乱す原因に。

排尿障害の症状は、非常に幅広い上、症状によってその原因が異なるという特徴があります。症状をいくつか詳しく見てみましょう。

◎頻尿

過活動膀胱

何度もトイレに行ってしまう症状を頻尿といい、夜に起こるのか昼に起こるのかによって、原因が異なるとされます。
夜間にトイレの回数が多い場合、 「尿を止める働きを持つ、 抗利尿ホルモンの分泌異常」である可能性が考えられます。 通常、夜になると、抗利尿ホルモンの働きが活発になるため、尿意を感じません。 しかし、加齢とともに抗利尿ホルモンの分泌量が減ると、夜でも昼と同じ頻度でトイレに行きたくなります。
また、昼間の頻尿は「過活動膀胱」による可能性があります。膀胱の活動が活発になり過ぎて頻繁に尿意を感じ、トイレの回数が増えてしまうのです。

◎尿が漏れる、キレが悪い

尿漏れの原因

尿モレの原因の1つは、「骨盤底筋の緩み」です。骨盤底筋とは、膀胱や直腸などを支える筋肉で、尿道や肛門を締める役割も担っています。そのため、この筋肉が緩むと 咳やくしゃみをした時に、尿モレが起こります。
男性で尿のキレが悪い場合は、「前立腺肥大」の可能性があります。 前立腺が大きくなると尿道が狭くなり、尿の出が悪くなります。 尿が出ない分、膀胱内に尿が残るため残尿感に悩まされることも。この他にも、前立腺肥大は、頻尿や尿モレに繋がります。

◎尿道や膀胱の痛み

排泄時に尿道や膀胱に痛みを感じる場合、「排尿に関わる各部位の炎症」 が原因で、尿道炎や膀胱炎、前立腺炎などになっていることが考えられます。

 
尿トラブルの解消に
役立つ高麗人参。

高麗人参は、さまざまな働きで排尿障害の改善をサポートします。たとえば、自律神経を整える働きによって、筋肉の緊張を緩和。すると膀胱が広がり、尿をたっぷり溜められるようになります。また、血流を促進して腎機能を高めるなどの働きもあります。

 

尿トラブル対策