腸トラブルは冬の方が起こりやすい!?

2014 年 11 月 26 日

研究開発室 斉藤

 

女性の心と体は敏感で、季節の変わり目にはいろいろな症状が現われやすくなります。
肌トラブルが出たり、疲れやすくなったり、なぜかイライラしたり・・・

 

それは、無意識のうちに季節の変化に対して感じてしまうストレスが原因のようです。

 

季節の変わり目に最も出やすいと言われているのが「腸のトラブル」です。
便秘や下痢など、気をつけたい腸の病気が起こりやすくなります。

 

冬になると、便秘になる人、症状が悪化する人が多くなるそうです。

 

普段から便秘でお悩みの方も多くいらっしゃると思いますが、冬になるとこれまで便秘の症状がなかった方でも、便が出にくいなどの症状が出やすくなるといわれています。

 

気のせいかな?と思っているのであれば、それは気のせいではありません。
冬場に便秘になるのには原因があります。

 

まず、大腸に届く水分は、摂取した水分のたった1割程度で、腸は想像以上に水分を必要としています。

 

夏の暑い季節などは喉が渇きやすく、水分を摂る機会も増えますが、冬は喉の渇きを感じにくくなりやすいため、自然と水を飲む機会が減ってしまいます。

 

そして空気も乾燥するので、体内外から乾燥し、気付かないうちに脱水状態となり、水分不足によって便秘につながります。

 

次に、腸の動きをコントロールしている自律神経は、交感神経と副交感神経の2つに大別され、このバランスが乱れると、自律神経の支配下にある腸の動きも乱れます。

 

そこで、冬の水分補給にオススメなのが、温かいココアです。

 

温かい飲み物は、気持ちをリラックスさせ、副交感神経の働きを高める効果があるので、ストレスで高ぶった交感神経を鎮めることができます。
(反対に、冷たい飲み物は胃腸を冷やし、交感神経の働きを上げてしまいます。)

 

中でも、ココアには食物繊維が含まれますので、便秘解消に効果的です。

 

ちなみに、お茶やコーヒーなどはそれに含まれるカフェインの利尿作用によって、かえって便が硬くなりますので過度な摂取は避けた方よいでしょう。

 

そして最後になりますが、高麗人参には、ストレスを緩和して自律神経の働きを正常化させ、腸内で乳酸菌を増やすなどの効果があります。

 

腸トラブルが起こらないようにする為には、こまめな水分補給と食物繊維が豊富な食事、そして高麗人参の飲用がかかせないですね。