Ginseng ジンセン 2015年晩夏号

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今すぐ役立つ健康講座③成人後の発症も増加。「アトピー性皮膚炎」。

アトピー性皮膚炎と言えば、かつては子供の病気というイメージがありましたが、近年は、大人になってから発症するケースも増えています。この時季は汗や紫外線などで肌がダメージを受けやすいので、ケアをして発症や悪化を防ぎましょう。


様々な原因が絡み合って発症。

アトピー性皮膚炎の主な症状はかゆみのある湿疹で、良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴です。年齢によって症状の傾向は変わり、大人の場合、皮膚の乾燥や、ゴツゴツとしたしこりのような湿疹などが、上半身に多く現れます。
アトピー性皮膚炎の原因の1つが、アレルギー体質です。そもそも人間の身体には、体内に入った異物を排除しようとする働きが備わっています。いわゆるアレルギーとは、この働きが過剰になること。アレルギー体質になる要因には、遺伝や生活習慣があります。
また、皮膚そのものにも原因があります。皮膚はバリアの役割を持っており、体内からの水分の消失や、外からの刺激、異物の侵入を防ぎます。しかし、皮膚がダメージを受けることで、このバリア機能が低下することがあります。
こうしたアレルギー体質や皮膚機能の低下といった身体的要因に、 ダニやストレスといった環境的要因(下図)が加わることで、アトピー性皮膚炎は発症するのです。

アトピー性皮膚炎の主な環境的要因

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高麗人参が多様な作用で治療をサポート。

高麗人参には、アトピー性皮膚炎の治療をサポートする多様な働きがあります。

(1)ホルモンの分泌促進

脳下垂体に働きかけて「副腎皮質ホルモン」の分泌を促進。このホルモンには、過剰なアレルギー反応や炎症を抑制する作用があります。

(2)免疫機能の強化

免疫細胞である白血球を増やします。また、自律神経を整えて、免疫物質の働きをコントロールします。

(3)腸内環境を整える

乳酸菌など善玉の腸内細菌を増やすことで、腸内環境を整えます。その結果、人体最大の免疫器官といわれる腸管免疫が高まると考えられます。

(4)皮膚細胞の再生

アトピー性皮膚炎の肌は、細胞が生まれ変わるサイクルが異常に早くなっています。高麗人参は、このサイクルを正常にして肌の再生をサポートします。

 
こまめに掃除や入浴をして清潔に保つ。

生活面での対策の1つが、部屋をこまめに掃除すること。エアコンフィルターや家具の上などはホコリが溜まりやすいので、しっかり掃除しましょう。
また、夏場は汗対策も大切。シャワーを浴びたり、清潔なタオルで拭き取るなどして、汗が残らないように気を付けましょう。
高麗人参を続けるとともに、身の回りを清潔に保つことで、アトピー性皮膚炎の発症や悪化を防ぎましょう!