臓器移植患者の臓器損傷を「紅参」の効能で緩和

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臓器移植患者の臓器損傷を「紅参」の効能で緩和

メディカルトゥデー  朴ミンウック記者


臓器移植後の免疫抑制剤による副作用である糖尿及び腎臓の損傷に対する治療効果を確認

紅参の抗酸化作用が、臓器移植患者たちに投与するシクロスポリン(免疫抑制剤)の副作用で生じる糖尿病及び腎臓と膵臓の損傷を緩和させるという研究結果が出た。

カトリック大学ソウル聖母病院の臓器移植センター長ヤンチョルウ教授チームは、アメリカの腎臓分野専門ジャーナルである“アメリカ腎臓学会誌”4月号と医薬分野オンライン専門ジャーナルである“ PLOS ONE ”8月号を通じて、紅参によるシクロスポリンの副作用の減少効果を最初に明かした。

紅参をシクロスポリンと併用する時、薬物相互作用には影響を与えることなく、安全に免疫機能を調節して酸化的ストレスを軽減させ、糖尿病と腎臓及び膵臓の細胞損傷を効果的に治療するという点から、今後の臓器移植患者に対する治療補助剤開発の礎石を築いたという評価を受けている。

現在、臓器移植を受けた患者の場合、拒否反応を予防するために一生の間、免疫抑制剤を服用しなければならない。

しかし、長期間免疫抑制剤を服用すると、移植臓器の損傷だけではなく、他の臓器にまで毒性を誘発し、糖尿、心血管疾患、癌などのような深刻な合併症を起こし、ひどい場合は臓器の再移植まで考慮しなければならないことがある。

現在、韓国国内の臓器移植患者は2万5000人から3万5000人程度、腎臓移植および寄贈患者待機者は着実に増加している。

しかし、腎臓移植の場合、脂質異常症、高血圧、糖尿病などの心血管疾患が死亡原因の63%と報告されており、このうち、糖尿病は腎臓移植後に15~20%の確率で発生して、腎臓や膵臓などの損傷をもたらすなど、腎臓移植患者の生活の質を低下させる主要問題となっている。

実際に最も広く使われている免疫抑制剤であるシクロスポリンの場合、動物実験の結果、膵臓機能の減少とβ細胞および腎臓組織の損傷を伴うことが知られている。

ヤンチョルウ教授チームが動物実験を通じて4週間研究した結果、紅参抽出物とシクロスポリンを一緒に投与した群が血糖及びグリコヘモグロビン(HbA1c)が減少し、腎臓の機能を示す血清クレアチニン数値やクレアチニンクリアランスが回復されることが明らかになった。

また、細胞組織での炎症反応の産物である各種サイトカイン及び細胞死滅誘発因子が減少することが確認された。

これは、紅参を併用投与することでシクロスポリンが引き起こす酸化的損傷を、紅参の抗酸化作用が緩和するということを証明したものである。

ヤンチョルウ教授は「移植患者だけでなく、免疫抑制剤を服用する様々な疾病の患者が紅参を服用することで、より良い生活の質を得られることを期待する」と述べた。

彼はさらに、「これから大規模の臨床研究を通じて、紅参の免疫抑制剤の副作用改善機能の追加研究を行う予定だ」と付け加えた。

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