若草山の山焼き

2016 年 2 月 3 日

研究開発室 主任 乗房

先日、若草山の山焼きを見に行きました。

若草山の山焼きは、古都奈良の伝統行事で、標高342mの若草山全体を燃やし、鎮魂と慰霊、防災、平安を祈ります。

 

山焼きの始まりは鎌倉時代とされ、その起源は諸説あります。

最も有力なのが、興福寺・東大寺・春日大社の領地争いが原因とする説。

他にも、鶯塚(うぐいすづか)古墳に葬る霊魂を鎮めるためという説、春の芽生えを良くするための昔からの風習が続いて今に至るという説などがあります。

一体、どれが真実なのか…興味深いところです。

 

この日は山焼き以外にも、様々なイベントが同時開催されます。

たとえば「春日大社の大とんど」や「鹿せんべい飛ばし大会」、「聖火行列(興福寺、東大寺、春日大社の時代行列)」などがあり、山焼きが行われる夕方まで待たずとも、昼から十分に楽しめます。

 

また、山焼きの前には、花火が次々と打ち上げられるのですが、今年の花火もド迫力で、大変見事でした!

しかし、肝心の山焼きは、点火前に雨が降ったことで山に火が燃え広がらず、少し残念な結果に…(燃えきらなかった部分は後日、焼き直しされるそうです)。

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この日はとても寒かったのですが、私は高麗人参を欠かさず飲んでいるおかげで、寒さに耐えることができました。やはり、継続は力なり…ですね。

 

若草山の山焼きは、毎年1月の第4土曜日に行われています。

機会があれば、ぜひ見に行ってくださいね!

その際は、高麗人参を飲むことと防寒対策を忘れずに!