Ginseng ジンセン 2015年秋号

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GinsengReport 有用成分の量とバランスを極める独自の醗酵技術

⃝こだわりの製法
新しい有用成分を作り出すために。

高麗人参を醗酵させた健康食品はすでに市場にありますが、私たちの醗酵高麗人参とは製法が違います。既存品の多くは、乳酸菌を使い、液体培養で高麗人参を醗酵させます。一方、弊社では、麹菌を使って固体培養で醗酵させています。それぞれの違いを簡単に言うと、液体培養は高麗人参エキスに菌を植え付け、固体培養は高麗人参粉末に菌を植え付けて醗酵させます。  

私たちが麹菌による固体培養にこだわる理由は、多種類のプレミアムジンセノサイドを豊富に生み出せるから。つまり麹菌は糖鎖を分解するのが得意な菌なのです。この製法ならGyp XVⅡやCOなど、従来は作るのが難しかったプレミアムジンセノサイドも誕生します。また、Rb2やRc、Rdといった既存のジンセノサイドも同程度含まれているので、有用成分のバランスが良いのです。

 
⃝固体培養の難しさ
独自のノウハウで温度や湿度を管理。
高麗人参の粉末に麹菌を植え付ける様子
3年の歳月をかけて、独自の醗酵技術を開発

固体培養は液体培養よりも、培養中の温度や湿度の管理が難しいため、高度な技術が求められます。そもそも醗酵は、麹菌の成長とともに進みます。麹菌は高温が苦手なのですが、一方で成長時に自ら熱を発するという特性も持っています。そのため、麹菌の状態に応じて、温度を調節しなければなりません。
また、湿度を90%以上に保つことも必要。しかし通気性が悪いと菌が呼吸できなくなるので、湿度と通気性のバランスがポイントになります。
こうした温度や湿度の管理ができないと、麹菌が順調に成長せず、有用成分のバランスが悪くなります。研究開発室では、この難題を克服すべく試行錯誤を繰り返し、独自のノウハウを発見。従来にはなかった、優れた成分バランスの醗酵高麗人参を実現したのです。

 
⃝実感できる醗酵高麗人参
製品化に向けて、さらなる研究を。
3年の歳月をかけて、独自の醗酵技術を開発

これまでの高麗人参健康食品では、あまり効果を感じられなかったという方でも、実感できるように――。そんな思いで開発した醗酵高麗人参。すでに飲用試験を実施しており、その安全性は確認されています。今後は、製品化に向けて、さらに研究を重ね、近い将来、皆さまのもとにお届けする予定です。ぜひ、ご期待ください。

 
◎有用成分のバランスと量について特許取得。

この醗酵高麗人参については、すでに特許を取得しています。具体的にいうと、GypXⅦとCOという希少なプレミアムジンセノサイドを一定の比率で一定量以上含むというものです。この成分バランスにより、幅広い症状に対して、すばやく効果を発揮することが期待できます。