振り返り

2016 年 2 月 10 日

研究開発室 松尾

こんにちは、研究開発室の松尾です。

今回で、私の担当も9回目のブログになりました。

過去のブログを振り返ると、日常のことや仕事のことなど、いろんな内容が書いてありました。

その中でも、私が一番気に入っているのが、約1年前に更新した「紅参の歴史」という回。この回では、クイズ形式にチャレンジしました。

冒頭で「今年(2015年)の長期休暇で、私がやりたいことは何でしょうか?」と出題。文頭の文字を拾い読みすると、正解にたどり着く…という内容でした。

ちなみに、正解は「恋人と一緒に ディズニーリゾートで 楽しく過ごすこと」。

残念ながら実現には至りませんでしたが、今年こそは叶えてみせます!

 

また、この機会に他のメンバーのブログを見返してみました。

すると、1ヶ月前に主席研究員の三原が「高麗人参の分析(7)」の回で、“ジンセノサイド分析の苦労話は、各担当者からお話があることを期待して…”と書いていました。

そこで今回は、“ジンセノサイドの分析”の苦労話を振り返って述べたいと思います。

 

ジンセノサイドの分析において、私が特に苦労したのは、分析技術の上達でした。

上司の分析結果や原料を元に導き出した計算値と、測定した数値のズレに頭を抱えていました。

ズレの原因を突き止めるため、私は、抽出から測定までの自分の手際を見直しました。

プロトコール(手順書)どおりに進めているので、基本作業に問題はない。実験中に大きなミスをしたわけでもない。サンプルの秤量、試薬の調整、抽出時間、反応時間、メスアップ…どこに数値がズレる原因があったのか。細かいところまで、突き詰めていきました。

その結果、最後の作業の“アセトニトリルで、ジンセノサイドをカラム溶出させる”という工程が不十分だったことが判明しました。

今では安定して測定でき、自信をもって迅速かつ正確に分析ができます。

 

これからも様々な苦労があると思いますが、今後も振り返りと学習をしていき、分析スキルを上げていきます。