「からだ」ってスゴい(二)
2014 年 9 月 17 日研究開発室 徳田
研究開発室のかわりもの 徳田英昭です。
今回もよろしくお願いします。
9月に入り、朝晩の気温が下がって、いくぶん過ごしやすくなってきました。
一方、秋雨前線の影響で、京都の北部では8月に続いて先日も大雨が降り、多くの被害がでています。
少しずつでも状況が改善し、平穏な生活を取り戻されることを祈るばかりです。
さて、夏が終わり秋が近づいてくると、体調不良を訴える方もおられるのではないでしょうか。
これは、夏の疲れや気候の変化に対して、からだがうまく順応できないためだといわれています。
そこで今回は、「疲れ」についてお話したいと思います。
「疲れ」を感じるとき、からだの中ではどのようなことが起こっているのでしょうか。
まず、からだは非常に多くの細胞が集まってできています。
それぞれの細胞がバランスよく連携して活動することで、いろいろな働きをもたらしてくれます。
その細胞が活動するために必要なエネルギーは、食べ物から得た糖や脂肪と、呼吸によって得た酸素を使って作られます。
運動をしたときのことを想像してみてください。
心臓がドキドキと鼓動し、呼吸もハアハアと速くなりますよね。
これは運動に必要なエネルギーを作るために、酸素を取り込み、血液にのせて、からだのすみずみにまで送りとどけようとしているからです。
このように、ヒトの細胞は酸素を使って効率よくエネルギーを作り出すことができます。しかし同時に、活性酸素もいっしょに作ってしまいます。
この活性酸素、からだの中でいろいろな悪さをします。
簡単にいうと、細胞を傷つけ、うまく働かないようにし、からだ全体の機能を低下させてしまいます。
これが「疲れた」状態です。
この「疲れ」は、いろいろな症状で現われます。
筋肉で起こるとからだがだるく感じたり、
胃腸で起こると食欲がなくなったり、
脳(神経)で起こるとやる気が出なくなったり、
自律神経の働きがにぶくなったり・・・
しかし、からだには、疲れのもとである“活性酸素”に対する防御のしくみが備わっていますので、通常の活動で作り出される活性酸素はそのしくみによって除去されます。
ところが、いろいろな原因(頑張りすぎ、多量の紫外線など)により、活性酸素が大量につくられた場合には、その処理が追いつかなくなり、「疲れ」となって現れます。
この「疲れ」に対しても、からだには修復機能が用意されています。活性酸素によって傷ついた細胞を処理し、新しい細胞に置き換えていきます。
この修復機能は寝ている間に働くため、ヒトは疲れたら寝るようにできているのです。
本当に、からだって、スゴいですね。
このからだに備わった「疲れ」を癒すしくみを、高麗人参が助けてくれます。
高麗人参の有効成分であるジンセノサイドには、活性酸素を除去する作用があり、傷ついた細胞を修復できるように深い睡眠に導く作用もあります。
本来ヒトのからだが持っている自然治癒力をしっかり助ける、高麗人参にはそんな力があるのです。
夏は紫外線をはじめとして、活性酸素を作り出す多くの条件がそろっています。
また、熱帯夜などでしっかりとした睡眠が取れない状態では、細胞の修復が十分できずに「疲れ」がたまってしまいます。
少し涼しくなってきたこの季節、しっかり睡眠をとって、元気を取り戻しましょう。
今回は、ここまでとさせていただきます。